バブル時代のぶっとびー!な役員秘書研修!新入社員は見た!

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イラストはイメージです。こんなドラマっぽいことはしてません^^;

 

以前、バブル時代に勤めていた金融機関のことを書きましたが

 

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当時、結局は何だかんだ文句を言いながらでも、女性外交員として日々頑張っておったんですよ

仕事にも段々慣れてきて、やりがいも感じ始めていたちょうどそんなときです

業務部から役員秘書室へ!

異動ではなく、あくまで「研修」という形で新部署に行かされたので、

実質3ヶ月くらいだったのですがね、

聞いたときは「はあ?」という感じでした

いやいや、役員秘書室って・・・・

 

おっさん役員たちの小間使いになるという事ですか?

うーわ、めっちゃ嫌!何で私が?せっかく業務部の仕事に慣れて来たのにー!

 

同期からも

「超最悪やん!達者でな~~!」

なんて言われながら見送られ、泣く泣く配置替えに従ったのです

 

その時の部屋の配置図はこちら

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この副理事長やら専務やらが、なんじゃかんじゃ用事を言ってくるんです

コーヒーやお茶はもちろん、出掛けるから車用意しろーだの、〇〇の予約しとけーだの

 

役員秘書室は、「下僕の間」なのですよ、言い方悪いけど・・・

それが仕事っちゃー言われたらそうですけどね

本音はあんまり(すっごく)やりたくないのです


もちろん それ以外にも色々事務的な仕事はありますけど、これは先輩方の専売特許なのです

「私たちは今『この仕事』をやってるから・・・ちゃるめんさん、お願いね」的な空気を醸し出せるツールですよ

なので、研修中でなおかつ新入社員だった私は、小間使い業務がメインなわけです

専務編

理事長の身内なのでこの人が一番偉そうでした

不定期でいつも突然ふらっと現れます

「げ!」と思いつつ、何はなくとも給湯室へGO!です

 

専務が来社したらまずお出しする「専務セット」なるものがあります

 

①コーヒー(スティックシュガーの袋は封を切ってねじっておく)

②どこかから取り寄せた高そうなお茶

③どこかから取り寄せた高そうな漢方薬をオブラートに包んだもの(飲み込みやすいようにオブラートの余った部分を切っておく)

④③を飲むためのお白湯(お湯とお水を足して適温の物)

 

どこまでも過保護な「専務セット」を、同じように研修に来ていたもう一人の同期といつも

 

「どちらが専務に持っていくか?」

 

で揉めるのです

最終的には「交代で」で収まったのですが、それくらい私も同期もその業務が嫌で仕方なかった

お茶出しが嫌・・・というよりは、専務が嫌だったんですけどね、威圧的でワンマンだったので

 

で、出かけるときもいきなり

「行くわ」

と言い出すので、これも何はなくとも・・・

 

1人は運転手室に内線電話をかけて

「専務車お願いします」とコール


1人はダッシュでエレベーターまで走っていき、呼ぶボタンを押す

 

すると、専務がゆっくりゆっくりエレベーター前に現れ、内線をかけ終わったもう一人もそこに駆けつけます

 

エレベーターが到着し、専務が乗り込みこちらを向いてドアが閉まり始めたら

 

「いってらっしゃいませ」

 

と二人で頭を下げます

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「・・・・行ったね?」

「・・・行った」

 

はああ~~~

ここでやっと、まともな呼吸ができたような感覚でした

やれやれ

 

副理事長編

専務に比べると、二人の副理事長は高齢でもあり外出することも部屋から出てくることもそんなになかったので、それほど大変ではなかったのですよ

ですが、私たちを呼ぶとき

「ちり~~ん」

と鐘をならすのです、よく金持ちの卓上にあるでしょ?こんな感じの

 

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まさしく

「お呼びですか?旦那様」

とメイドの気分が味わえますね(いらんけど)!

 

A副理事長が毎日11:30頃にそれを鳴らすわけです、ちり~んと

同期と目配せしてね、これも無言の押し付け合い

 

無言で小さくジャンケンして負けた方が部屋に行きますとね

「これ、いつもの」

と言って、300円手渡されます

実はこれ、A副理事長のお昼ご飯代なんですよ!

 

ジャムパン&クリームパン&パックの牛乳

 

が定番メニューなんです!これを毎日!

本っ当~~~~に毎日!

近所の山崎パンに買いに行くのが我らの仕事・・・

そして、買ってきたパンの袋を開けてお皿に並べて、牛乳と一緒にお盆で運びます

 

副理事長ともあろうお方が、なぜ毎日パンと牛乳?たんまり報酬もらってるだろうから、もっとおいしいもの食べれるんでは?

その前に、毎日同じ物ばっかり食べて飽きないのか?それくらい好きなの?

と不思議に思いながらも、パン&牛乳を買いに行く毎日

 

パン・牛乳、パン・ぎゅう乳、パン・ぎゅうにゅう・・・

 

「パンぎゅう副理事長」

 

私たち二人は、ひそかにそう呼んでいたのです

その日も鳴りましたよ

ちり~~ん、とね

 

「どっち(の副理事長)?」

「11:30やで」

「ああ、パンぎゅうか」


はいはいっと、行きますよ・・・ん?待てよ?

 

その日は珍しく、パンぎゅう副理事長に来客があってそのお客様はまだ部屋にいらっしゃるのです

 

コーヒーのおかわりかな?いや、昼ごはん食べに外出か?

 

そう思いながら呼ばれた部屋へ行くと、いつもと全く変わらぬ様子で

 

「これ、いつもの」

 

と言って小銭を手渡してくる!

え?あれ?お客様いるのに?と戸惑いながら、もらった小銭を見ると


600円!!!


「こちらの方と2人分」

 


お~~~~っと!!!マジですか??

∑( ̄ロ ̄|||)!!

お客様をパンぎゅうランチでおもてなし??


いいんだろうか?これは?

いきなりパンぎゅう出されて、お客様びっくりしない??

推測だけど、

 

「是非お昼ご飯を食べて行って下さい」

「いえいえ、めっそうもありません、おいとまさせて頂きますんで」

「そうおっしゃらずに・・・私が毎日食べてるおいしいランチをご馳走しますよ」

 

なーんて会話があったに違いない!大丈夫か?

 

そう思いながら、パンぎゅうセット2つ買いに向かいましたよ!
そしていつものように、お皿に盛ってお出ししましたらね・・・

 

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見事に、驚愕&凝視でした

そりゃそうだよね~~~

 

 
あまりバブルっぽくないお話でしたけど、今でも印象強烈だったので書いちゃいました


その後、新入社員で若かった私には役員秘書室は性に合わないと感じてしまったので、上司に研修を早めに終わらせてもらうように懇願して、元部署に戻してもらいました


なんか向いてないんですよね~~他人の身の回りの世話をするというのが・・・

20年後もこんなこと言ってるしね

 

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読んで下さり、ありがとうございました!